佐渡は、知る人ぞ知る、渡り鳥の中継地です。
毎年、様々な渡り鳥が羽を休めに佐渡にやってきますが、
この度、37年ぶりの珍客が現れました。
その名は、オオノスリ。
尾羽の横じま模様が特徴的で、全長60センチ以上もある、
日本で観察できるノスリの仲間では最大の種だそうです。
私は鳥には詳しくないので、
最初、友人から「オオノスリが現れたらしいぞ」と聞いた時は、
人の物をひったくる「スリ」のことかと思いました。
それにしても、オオノスリなんて初めて聞く言葉でしたので、
大物を狙うスリかと、勝手に想像して話をしていましたが、
お互いに途中で話がかみ合っていないことに気付いた時は、
大爆笑でした。
37年ぶりの珍客、オオノスリは1羽しか発見出来ていないそうなので、
どこかで迷子になってしまったのでしょうか。
渡り鳥世界でも、迷子になってしまうマヌケな鳥はいると思うのですが、
迷子鳥は、その後、仲間に発見されず、1羽で寂しい余生を送るのか、
はたまた、GPSのようなセンサーを自前で持っていて、
仲間の所に辿り着けるのか。
そんなことを考えながらも、
一瞬でも佐渡に来てくれたことに感謝。
佐渡は、鳥が羽を休めに来るほど、
自然がたくさんで、空気のよい土地です。
皆様も、羽を休めにきてください。